はじめに
こんにちは、Product TeamのManagerのよしだです。 昨年のアドベントカレンダーで開発体制について紹介したのですが、今年はどのような体制だったのかを紹介していきます。 チームの変化をなんとなくわかっていただけたら嬉しく思います。
この記事はエモーションテック Advent Calendar 2022の24日目の記事です。
2022年2月時点
昨年よりさらに新しい技術調査を定期的に進められるようになりつつあった(社内ポータルの技術検討記事が増えた気がする)。SRE主導でデータ分析基盤の改善を行う。技術面ではBigQueryの本格導入が始まる。 働き方としてはメンバー同士のディスカッションしやすいように週2でオフィスに出社。
体制
- バックエンド: 3名
- フロントエンド: 4名
- SRE: 3名
- QA: 1名
- デザイナー: 2名(1名 PdM兼任)
当時の課題
機能面では、顧客感情の可視化部分(推移やモニタリング機能)については改良は行われていたが、データ分析のコア部分の改良があまり進んでいなかった。
取り組んだ施策
社内のデータ分析業務を改善するためのデータ基盤の構築 プロダクトでの顧客感情を分析する仕組みを見直すことを開始
2022年4月時点
以前紹介しましたストラングラーパターンでマイクロサービス化を目指していましたが、ここでプロダクトをゼロから作る決定。顧客への価値提供速度を向上させ、社内もワクワクするプロダクトを開発ができることを目指しました。室内が明るいオフィスに移転したこともあり、気持ちも明るくなった。
体制
新しいプロダクトを開発するにあたって、概念モデル、アーキテクチャをチームでディスカッションしながら決めていく。この当時はディスカッションを増やすために週3回出社で集中的に議論をしました。 新しいプロダクトの全体設計はチーム全員で議論したが、各機能は3、4名の小さなチームをつくりそれぞれで進めてもらった。
- バックエンド: 3名
- フロントエンド: 4名
- SRE: 3名
- QA: 1名
- デザイナー: 2名
- PdM: 1名
当時の課題
既存のプロダクトを少ないメンバーで維持をしながら、新たな価値をつくるのが難しい状況だった。技術的負債返済までの計画を立てにくく、会社として実現したいサービスの世界観に到達するまでにも時間がかかると判断。ビジネスチームの後押しもあってゼロから作る決断をした。
取り組んだ施策
- 新たな製品のコンセプトの整理する
- 最初に解決すべき課題の整理
- 初期提供予定ユーザーの決定
- 新プロダクトの概念モデルのディスカッション
- ユビキタス言語の整理
- 新プロダクトのアーキテクチャ検討を行う
- 新プロダクトはGCP上構築することを決定
- Rust以外にNestJSも利用する
- 兼任PdMをやめて、専任PdMを設ける
2022年9月時点
新プロダクトは10月にベータ版をリリースする予定だったが途中の仕様変更があったことからリリースを見送る判断をした。
体制
バックエンドメンバーが増えて、技術検討の幅が広がった。 バックエンド: 5名 フロントエンド: 4名 SRE: 2名 QA: 1名 デザイナー: 2名 PdM: 1名
当時の課題
当初開発チームへドメインに詳しいメンバーの巻き込みがしっかりできなかったため、仕様変更を多く発生させてしまった 目標時期にリリースできず、プロダクトの新たな仮説検証が遅れてしまう
取り組んだ施策
プロダクト提供スケジュールの見直し プロダクト開発体制、仮説検証の進め方を見直す
2022年12月時点
4月から開発していたプロダクトの初期検証が行えるようになり、チーム人数は20人を超えた。 プロダクトチームの体制を仮説検証と製品検証を行いやすくするため「顧客開発モデル」を意識した体制に変えていく。
体制
バックエンドは1年で倍になった。
- バックエンド: 7名
- フロントエンド: 5名
- SRE: 2名
- QA: 2名
- デザイナー: 2名
- PdM: 1名
おわりに
今年も色々なことがありました。課題があったら原因分析を行い即座に変更することを許容してくれる開発メンバー、ビジネスメンバーには本当に感謝です。 そしてまだまだ開発組織、プロダクト開発面でさまざまな課題を持っており、チームで頑張っていきたいと思います。
この記事や他の記事を見て弊社に興味をもっていただけましたら、ご応募お待ちしております。一緒に開発チームを育てていくことを考えていくメンバーも募集中です。