EmotionTechテックブログ

株式会社エモーションテックのProduct Teamのメンバーが、日々の取り組みや技術的なことを発信していくブログです。

エモーションテックで1年半インターンしてみた話

ごあいさつ

みなさんこんにちは!開発インターンの渋谷です〜

株式会社エモーションテックで2021年5月から長期インターンをしています。

今回の記事はインターンを始めて1年半が経過したので、振り返りも込めて何をしてきたか、何を学ぶことができたかなどについて書いていこうと思います。 半年を過ぎた段階でも振り返り記事を書いているのでお時間がある方はぜひ読んでみてください!

現在大学では社会学系のゼミに所属していて、特に情報系や理系っぽいことはあまりしてない、いわゆる文系エンジニアです。来年4月に新卒として別の企業に開発職として就職するため、インターンはあと4ヶ月ほどで卒業になりますが、今のエンジニアとしての僕があるのはエモテクのおかげなので、少しでもエモテクの開発インターンの魅力が伝わればいいなと思います。

※この記事は エモーションテック Advent Calendar 2022 3日目の記事です

インターンに応募する前から半年過ぎるまで

そもそも僕が開発のインターンに参加したのは、独学でアプリケーションを作ってみた時に自分一人でやることの限界を感じたのがきっかけでした。Railsチュートリアルなど質の高い安価な教材は探せばいくらでもありましたが、何から手をつければいいのか、自分はエンジニアリングで何がしたいのか、など「指標」が全くない中で闇雲にやってもモチベーションは上がらないし、あまり成長できないだろうと考え、長期インターンに行こうと決めました。

情報系でもなく、独学とはいえwebアプリをなんとか自作できた程度のレベルだった自分を、インターンとして採用してくれたエモテクには感謝しかありません。

インターン始めたての頃は本当に右も左も分からないビギナーで「何が分からないのかも分からない」ような状態でした。でもインターンの間、メンターとしてついてくれているテックリードの門田見さんに「とりあえずやってみろ」ということで色々振っていただいたのが本当に良かったと思います。

主にやっていたのがバグ修正や既存機能の改修などで、最初はRailsでのバックエンド開発だけでしたがフロントエンドのAngularも触らせてもらえて、とりあえずジュニアエンジニアを名乗れるくらいには成長できました。 そのあたりの話は「インターンをして半年過ぎた話」の記事で書いたので詳細は省きますが、「とにかくやってみること」「自力でとことん考えて、わからなかったら質問すること」「積極的にコミュニケーションをとること」の3つを意識していました。

半年以降から現在まで

半年を過ぎてからは自社プロダクトのマイクロサービス化の開発に参加するようになりました。その開発ではRubyに代わってRustやTypeScriptなどの静的型付け言語を用い、きちんとした設計のもと保守性と拡張性の高いプロダクトにしていくという方針がとられ、以前よりもさらに設計を意識して日々のタスクを進めるようになりました。

それまでの改修タスクでもテストのしやすさや設計を意識するように教えられていましたが、既存のコードとの兼ね合いもあり、とにかくタスクの要件を満たすものを実装するというのが僕の中で大きかったように思います。しかし静的型付け言語や堅牢な設計思想のもとではより厳密な実装が求められ、プログラマーとしてよりちゃんとした実装ができるようになったと思います。

可読性・命名規則ディレクトリ構造など半年の頃から考えると色々意識できるようになっていて、特にテスト周りに関しては記事を書かせてもらったりと、ある程度知識がついたのかなと思います。

あとはタスクを機能要件を満たす仕様を考えるところからやらせてもらったり、自分で思いついた改修案をメンターにぶつけて議論する機会をもらうなど、エンジニアとして出来る範囲が確実に広がりました。しかし、同時にまだ出来ないことだらけで、一人立ちできてないということも日々感じています。

最近ではメンターから「インターンもあと少しだし何か渋谷くんの思いついたことを開発でやりなよ」というのをよく言われていて、何かやろうかと考えているのですが、現在のプロダクトに対して何が必要で、何からやったらいいのかがわからないのが現在の悩みで、こうした悩みを抱えるのはやはりプロダクトに対する理解やエンジニアとしての技量がまだ不足しているのが原因なのかなと思います。

インターンをしてみて

以降は1年半インターンをしてみて、得られたこと、思ったことについて書いていきます。

技術力

まずは技術力が独学でやっていた時よりも格段に伸びた点があります。当初はRailsを使って見様見真似でwebアプリを自作してみることくらいしかできなかったわけですが、今ではバックエンド開発ではある程度複雑な機能実装を保守性を考えた形で行えるようになり、フロントエンドやいろいろな開発手法についても実際の現場で経験しました。これらは実際のプロダクトとメンターや先輩エンジニアによる教育、レビューがあったからこそ得られたもので、独学のままではきっとできなかったことです。

これに加えエモテクの先輩エンジニアの方々は皆さん親切で、インターンの僕におすすめの技術書を紹介してくださったり過去の開発の経験談を聞かせていただいたりと業務外でも色々学ぶ機会があったのが本当によかったと思います。社会人の世界に学生一人で混ざるのは非常に勇気のいることでしたが、むしろ色々教えたいという人もたくさんいらっしゃって、エモテクは学びの場として本当に良い所でした。

就職

そして当然ながら、就職活動でもインターンの経験は有利に働きました。特に情報系の学生でない自分にとって実際に開発現場で働いた経験は自身のエンジニアとしての適性を提示する上で必要不可欠であったと思います。

しかし、就職という観点でいうなら、選考で有利になったこと以上に、自分の就職とキャリアそのものを考える良い機会になったことの方が、自分にとって非常に大きかったように感じます。

というのも学生の身分では実際の企業でどんなことをするのかというのはほとんど見えませんし、ましてや自分がその職に向いているかなんてことは働いてみないことにはわかりません。自分のやりたいこと、やっていて苦でないことが、自分が選ぼうとしている職で出来るかどうかがわからないまま就職活動をするのは、ナビなしで目的地に行こうとするようなもので正直運任せな選択なのだと思います。僕の場合は就職活動をする前に実際に働いてみたからこそ、職業に対する理解やキャリアの解像度が上がり、自分の納得のいく就職ができました。

僕の場合はインターンとして働いてみて、開発における面白さや奥深さを実感したからエンジニアを自分の職業にしようと決意したので、まだ自分のやりたいことや希望の職業が定まっていない人でもとりあえずチャレンジしてみるべきだと思います。

そして、web系エンジニアという話に絞っていうならば、インターンでなくても開発自体は個人やグループ等で行えます。しかしエンジニアの仕事は開発だけではなく他部署の方との連携も必要ですし、何よりも企業として提供しているプロダクトには顧客に対する責任をもって開発することが求められるという点で開発の姿も大きく異なってくると思います。そうした企業における開発を就職する前に知る上で、インターンとして働いてみるのは最も良い選択だったと思います。

居場所

あとはインターンが僕の生活の中で大きな部分を占める場所になっていったことがあります。

最初はオンラインのみでしたが、出社する機会が増えるにつれて開発部とそれ以外の人たちともどんどん仲良くなり、今では大学の友達よりも会社の人たちの方がより身近に感じられるくらいです。毎月懇親会があったりするので一緒にお酒を飲んだり、近くの公園のコートを借りて終業後にテニスをしに行ったりなど、本当に楽しいことだらけでした。

コロナ禍もあって大学でのつながりが薄くなっていた折にエモテクというコミュニティがあったのは本当にありがたいことで、あいにくと他のインターン生など同世代の仲間みたいな人はあまりいませんでしたが、逆に唯一のインターン生として会社の皆さんに可愛がってもらえたのも、自分としては嬉しかったです。

最後に

長々と自分語りをしてしまいましたが、要はインターンは学生にとって良いものですし、その中でもエモテクのインターンは最高だった!ということがお伝えできたなら幸いです。

今から考えればもっと上手くできた、もっと成長できたと思うことはありますが、それらの反省点は今後、次の会社に就職した時に活かしていければいいと思います。

もし記事を読んでいただいた方の中でちょっとでもインターンに興味を持っていただけたなら、ぜひチャレンジしてほしいですし、よろしければエモテクのインターン募集にも応募してみてください!きっと貴重な経験ができるはずです。

僕は卒業するまでの残り4ヶ月間、悔いのないようにインターンに取り組んでいこうと思います!

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