EmotionTechテックブログ

株式会社エモーションテックのProduct Teamのメンバーが、日々の取り組みや技術的なことを発信していくブログです。

社内勉強会を消滅させてしまったので反省してリニューアル!

はじめに

こんにちは、テックリードのかどたみです

エモーションテックのプロダクトチームでは、「自分や一緒に働く仲間の職務経歴書を豊かにする」という方針に沿って日々業務を行っていますが、プロダクト開発のタスクをこなす上でだけでなく、様々な取り組みを行っています。

その中の一つとして勉強会を行っているのですが、私は1度勉強会の定着を失敗させてしまいました。現在の形になり1年続いたので、失敗談も含めて振り返りたいと思います。

この記事はエモーションテックアドベントカレンダー 2023の4日目の記事です。

定着しなかった勉強会とその理由

3年ほど前から、レガシーコード改善の活動や、このテックブログも含めて開発組織として様々な取り組みを行ってきました。目的としては業務のレベルを上げることももちろんですが、コロナ禍によってリモートワークが増えた関係で同僚が何を考えているのか、どのようなことに興味がある人なのか、を知る機会が減ったのでそのあたりを知りたいということもありました。

そこで、勉強会を始めることにしたのですが、見事に定着せずに自然消滅しました。なぜ消滅したかを語る前にどのような趣旨の会だったかを簡単に紹介します。

  • 外部の勉強会などで登壇経験のある人が少なかったので、1人5~10分のLT形式にした
  • コミュニケーションの創出も視野に入れていたため、趣味の話も良しとした
  • エンジニアのことを知ってもらうため、プロダクトチーム外の人を積極的に招待した
  • 発表者は私が指名することもしつつ強制はせず挙手制

今振り返るとだめな気がめちゃくちゃしますね!

最初の方は

  • 炎上した開発経験
  • git の内部構造の話
  • PdMとしてプロダクトをグロースさせる際の勘所

など、ちゃんと身になる話が発表されていました。

しかし、エンジニア以外が聞きに来ることを意識したせいで抽象的な話や技術的に浅い話が増えていき、さらに発表が挙手制だったこともあり、会を重ねるごとに発表者が減ってしまいました。その結果、会自体の意味が失われつつあり、忙しさを理由にスキップが続き、消滅しました。 反省点は以下だと思っています。

  • 発表内容の方針が曖昧
  • 開発組織の会なのに、技術的な学びを優先できなかった
  • 発表者をコンスタントに集める仕組みがなかった

勉強会リニューアルしたよ!

前勉強会が自然消滅してからプロダクトチームのメンバーも倍以上に増え、マイクロサービスの開発も進む中、新たな課題が出てきました。

  • マイクロサービスごとにチームを分けているため隣の人が何を考えているかよくわからない
  • 直近開発しなければならないことのインプットはできるが、先を見据えた知識の貯金ができない

そこで、以前の反省を踏まえて再度勉強会の立ち上げを行いました。 改善点は以下です。

  • 目的を明確にして共有している
    • 普段のタスクをやりながら学ぶものではなくタスクになる前に知っている知識を増やす(こういうものが欲しいと言われてから慌てて学ぶのではなくビジネスサイドからの要望に「できますよ」と応えられるチームになる)
    • 特定の知識に関して興味のある人、詳しい人が誰なのかをチームで共有する(質問すれば分かる人がわかる)
  • 一人の持ち時間を長めに取り、深めの話ができるようにする
    • 持ち時間は質疑を含めて30分
  • 参加者は必ず持ち回りで発表
    • ギブアンドテイクの精神で聞くだけで発表しないことは禁止
    • 毎回会の最後で次回の発表者を確認してお任せする
    • 敷居は高くなってしまうのですが、内容は技術に関することなら何でも良いのであまり重荷にはなっていないはず、、、

これらの改善によって、前回は半年も持たなかった勉強会を1年続けることができました。 現在の勉強会では以下のような内容の発表がされました。

過去の勉強会よりも実用的で面白い内容が増え、強制的に新しいことやなんとなく知っているものを勉強する機会にもなっているので改めてはじめて良かったなと思っています。 今後も続けられるように、都度改善を図って行きたいと思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか?今回はうまく行かなかった勉強会運営の反省と現在の勉強会のスタンスについて紹介しました。 エモーションテックでは顧客体験、従業員体験の改善をサポートし、世の中の体験を変えるプロダクトを開発しています。プロダクトに興味のある方、チームみんなで知識を蓄えより良いプロダクトづくりに興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ採用ページからご応募をお願いいたします。

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