こんにちは、フロントエンドエンジニアのねだです。
今回は弊社のフロントエンドチーム内で行われているフロントエンド相談会を紹介してみたいと思います。 フロントエンドチームの雰囲気を少しでもお伝え出来れば幸いです。
この記事はエモーションテックアドベントカレンダー 2023の12日目の記事です。
フロントエンドチームについて
かつてはワンオペだったこともあるエモーションテックのフロントエンド領域ですが、徐々に 人数や開発規模も増え、昨年には5人での体制にまで増えました。
↓ 一年前はこんな雰囲気でした
【エンジニア座談会】フロントエンドチームが目指す理想のチーム
現在はここからさらに8人にまで増え、開発規模も作業領域も拡がっています。 上記記事でも守りの姿勢から攻めの姿勢という表現を使っていますが、当時とは比較にならないほど攻めの姿勢を取れるチームに成長してきました。 反面、日常の業務だけでは他の人が何をやっているのかをすぐには把握できない場面も増えてきています。
フロントエンド相談会とは
フロントエンドチームでは毎週水曜日に2時間、フロントエンド相談会を行なっています。 この時間は他のメンバーのやっていることを確認したり、相談・共有などを行う重要な時間となっています。
フロントエンド相談会のアジェンダは次のようになっています。
共有したいこと
社内ではドキュメント管理ツールとしてesaを利用しており、事前に相談会用のesaの記事が作成されます。 記事には各人の名前がリストで載っていて、今やってることの共有や困りごとや課題についてフリースタイルで事前に記載しておき、この時間では順番に記載内容について話していきます。 忙しいよ!とか順調だよ!みたいなカジュアルな内容から、他の人にも影響があるこういう対応をしたよ!という共有とか、〇〇についてどうする?みたいな相談のケースもあります。 チームの割り当ての変更をしたり、モブプロして問題を解決したり、次のアクションに繋がることも多いです。 アイスブレイクなども交えつつゆるくやっていますが一番重要なトピックスです。
問題の解決やメンバー内での合意形成の場にしやすいので、チーム内の相談しやすい雰囲気作りに寄与している面も大きいように感じています。 私も作業手順書の作成や、実装方針の相談など、色々とお世話になっています。
mergeされたプルリクエストを見る
相談会用のesaにはこの一週間でmergeされたプルリクエストがリストアップされた状態になっており、その中で誰かが気になったり共有したいことがあるプルリクエストについて⭐️印をつけておき、全員で一緒に見る時間になります。
<実際のesaのイメージ>
良い実装の仕方の共有などもあるのですが、他のメンバーも影響を受ける変更箇所の周知の方が比重が多いかもしれません。 フロントエンドチームでも当然コードレビューは行なっているのですが、どうしても担当していないプルリクエストの確認には限界があるので、キャッチアップという意味で助かっています。
Renovate からのプルリクエストを見る
弊社ではJSライブラリのアップデートに関してRenovateを利用しています。
この時間はRenovateが自動生成したプルリクエストのうち、その週に追加されたものを確認しています。 ビルドが通っていればそのままマージできるものもありますし、ブラウザ上での見た目や振る舞いに直接影響するものや、ビルドが通らないものに関しては別途対応が必要になります。 この時間ではGitHub上でラベルの更新やタスク管理に使用しているJiraでのチケット作成に留め、マージに関しては担当者が行っています。
New Relic でのアラート確認
弊社ではエラーの収集に New Relicを利用しています。
New Relicでブラウザモニタリング始めてみた New Relic の JS errors で minify されていないスタックトレースを確認する
この時間はNew Relicの収集した直近のエラーを確認しています。 New Relicに定例用のダッシュボードを用意していて、エラーに対する確認や対策について相談しています。 ここで不具合解消のためのJiraのチケット作成を行うことも多いです。
解決したい技術的な課題があるか
ついついプロダクト開発に追われてしまう中で、開発生産性を下げている課題はないか?それはすぐに解決したほうがいい課題か?を話し合う時間になっています。
例えば、日々遅くなる CI の時間を課題に出したり、それの改善の優先順位を話し合い、決定したりしています。
余った時間
早く終わる時には勉強会の資料や動画、ブログなどを全員で観たりする日もあります。 直近の相談会ではNew Relicのスニペット設定の更新作業をモブプロで行なったり、アドベントカレンダーを観たりしました。 気分転換にもなり関心ごとが拡がっていくこともあるので、個人的には好きな時間です。
おわりに
今回はフロントエンドチームで行なっている相談会の話を書かせていただきました。 今後、メンバーが増え、次第に今の会議体での運用の仕方も変わってくるかもしれないですが、気軽に相談できる場所や空気は大事にしていきたいです。 エモーションテックでは顧客体験、従業員体験の改善をサポートし、世の中の体験を変えるプロダクトを開発しています。今回紹介した開発チームの一員となり、ワクワクするプロダクト開発をしたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ採用ページからご応募をお願いいたします。